今月、１０月８日ノーベル平和賞が発表されました。「報道の自由」を追求する、お二方への授賞。
民主主義の基盤となる報道の自由を守るため、強権的な政権と闘ってきた姿勢を評価された。お一人はフィリピンのオンラインメディアを設立したマリア・レッサ氏。

ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の容疑者の殺人も辞さない手法で麻薬対策を進めることを批判した報道で有名。命知らずのジャーナリスト。
もう一人はプーチン政権の弾圧に屈せず政権批判を展開してきたドミトリー・ムラトフ編集長。
ムラトフ氏は受賞後「抑圧されているロシアのジャーナリズムに賞をささげたい」と語った。長年編集長を務める間にも、政権側から脅迫を受け、所属記者など6人が殺害された。編集長としても忸怩（じくじ）たる気持ちが「真実」を突き進めさせた感があると思います。政権側の降復として複数回、身柄を拘束されるも、それでも信念は曲げなかった。

ちなみに過去の受賞者はキング牧師、ダライ・ラマ14世、バラク・オバマ大統領
が受賞。日本人では、首相として非核三原則を提唱した佐藤栄作氏が受賞しているとのこと。
何よりも、今回受賞されたお二人の影響で自由のもと、ジャーナリストの「真実」を伝える自由が政権側に脅かされないことを強く願いたいです。




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