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建物の構造について
カテゴリ:(新) 知って得する!不動産の豆知識  / 投稿日付:2019/01/31 18:40

今回は、知られているようであまり知られていない「建物の構造」について簡単にご説明させていただきます。
「建物の構造」というのは、物件の募集図面にも必ず記載のある「木造」とか「鉄筋コンクリート」等の種類のことです。
お部屋探しをしたことのある方なら見たことはあるかと思います。
「建物の構造」で物件募集図面でもよく目にするのが
①木造 ②鉄骨造 ③RC造 ④SRC造 の4つかと思われます。
 
① 木造とは、Woodの略でW造と呼ばれることがあります。主要部分を木材で作った構造のことで、日本の戸建てやアパートで最も主流です。通気性が高く年中一定の湿度を保てるため、日本の気候に合っていると言われています。デメリットとしては、木が熱を吸収するためエアコンが効きにくい、耐火性が低いなどがあげられますが、最近は表面に防火剤を塗る、壁に防火素材を使うなどで対策されています。

② 鉄骨造とは、Steelの略でS造と呼ばれることがあります。柱や梁などの骨組みが鉄骨になっている構造のことです。基本的に鉄骨部分以外は木造と同じ素材ですが、柱などに鉄骨を使用するため強度があり、壁・床などを厚くできるので、木造と比較すると多少防音性が高いです。
鉄骨造は「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類あります。
「重量鉄骨造」とは、鉄骨の厚みが6mm以上のものです。主に、高層ビルやマンションなどの大型な建物に用いられます。
「軽量鉄骨造」とは、鉄骨の厚みが6mm未満のものです。主に、一般住宅や小型店舗などの小さめな建物に用いられます。

③ 鉄骨コンクリート造とは、Reinforced Concreteの略でRC造と呼ばれることがあります。RC造と鉄筋を組んだ枠の中にコンクリートを流し込んで固めたものを、柱・梁・床・壁に使用している構造です。コンクリートは音を通しにくいため、木造や鉄骨造より防音性に優れています。鉄筋は引っ張る力に強いが、熱に弱く錆びやすいです。コンクリートは熱に強く、引っ張る力に弱いです。鉄筋をコンクリートで覆うことで互いの弱点を補い、高い耐久性を作っています。デメリットとしては、コンクリート自体は通気性が悪いので、カビや結露が発生しやすいということがあります。

④ 鉄骨鉄筋コンクリート造とは、Steel Reinforced Concreteの略でSRC造と呼ばれることがあります。柱や梁などの骨組みに鉄骨を使用し、さらにコンクリートで補強した構造です。熱に弱い鉄骨をコンクリートで包み、さらに揺れに弱いコンクリートを鉄筋で補強することにより、非常に高い防音性・耐震性・耐火性を兼ね備えているといえるでしょう。デメリットとしては、コンクリートは熱がこもりやすいため夏は暑く、1度冷えると温まりにくいため冬は寒くなりがちなので。エアコンを使う頻度増え、光熱費が高くなる傾向にあるといえます。
 
それでは、上記4種類の構造の特徴の比較をしてみましょう。

まず、物件数ですが、地方では、①木造・②鉄骨造の建物がまだまだ多いようですが、東京23区では、③RC造・④SRC造が50%を超えているようです。

賃料は、①木造②鉄骨造が比較的お手ごろで、それに対して③RC造④SRC造は同じような間取りでも多少割高の傾向があります。

防音性は、①木造<②鉄骨造<③RC造④SRC造

耐火性は、①木造<②鉄骨造<③RC造④SRC造

通気性は、③RC造④SRC造<②鉄骨造<①木造

と、一般的には言われています。(例外もあります。)お部屋探しの際、賃料・間取り・日当たり・立地等を重視される方が多いと思いますが、是非、建物の構造にも着目してみてください。今後のお部屋探しのご参考にして頂けると幸いです。

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